(1) 車両重量を考えた運転

[1] 余分な荷物は降ろす
車は重いほど走行抵抗が大きくなり、燃料消費量が増えます。余分な荷物を降ろし、身軽にして運転しましょう。
[2] 燃料も荷物
必要のない燃料も荷物になります。遠出しないときは満タンにしない方が省エネになります。(ガソリン30リットルで約22Kgになります。)

(2) 空気抵抗の影響

[1] 高速走行では空気抵抗を減らす対策が大切
空気抵抗が増加すると車両の走行抵抗も増し、燃料消費量が多くなります。高速になるほど空気抵抗は増大します。使わないキャリアなど不要物を外すよう、心掛けましょう。
[2] 乗用車の空気抵抗
セダンタイプの乗用車の空気抵抗を風洞で測定してみました。全席の窓をフルオープンにすると、空気抵抗が10%増加します。スキーキャリアだけの状態で空気抵抗は41%増加し、更にキャリアにスキーを4セット載せた状態で測定すると、空気抵抗は47%増加します。

(3) タイヤ空気圧の適正化

[1] 定期的なチェックが大切
放置しているとタイヤの空気圧は少しづつ抜けていきます。タイヤの空気圧が不足すると、燃料消費量が増加します。給油時にタイヤ空気圧を測定しましょう。
[2] 適正空気圧表示
適正空気圧は、運転席のドア付近に表示されています。 ※タイヤ空気圧は、ガソリンスタンドで測定できます。 |
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[3] チェックは常温で
指定されている適正空気圧は、常温状態の値です。走行前(タイヤが暖まる前)にタイヤの空気圧をチェックすることが基本です。タイヤが暖まっている場合は、少し高めの空気圧にします。
※出典:財団法人省エネルギーセンター「エコドライブ技術案内」