
巡航中も上手な状況判断で、燃料を削減
その後も7つの信号を右左折車に気を使いながらの走行である。(A)はアクセルを踏んだりブレーキを踏んだりと、アクセル踏み込みの変動の大きな運転で、 速度を調節しているが、(B)は前方の信号や車の動きに気を配って、アクセルの踏み込みを10%程度で変動が少なかった。その結果、ここでも、35%程度の燃料消費を減らしている。
2つの運転をグラフにして比較してみると・・・
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グラフの見方 |
運転方法の解説
(1) 70-80秒:前方の状況を見て信号待ち回避
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幹線に出ると、50mくらいで信号があり、まだ赤信号になっています。 Aは早く加速して速度を上げているため、信号待ちで一時停止を強いられています。 Bは緩やかな加速で、前方を見ながら速度を調節しているので、減速途中で青になり、停止せずに信号を通過できています。 Aは再発進時にアクセルを30%まで踏み込み、短時間で50km/hまで加速しています。その時にエンジン回転数は3000回転まで上がっている。そのため、20.5ccと多くの燃料を消費しています。 Bは停止の必要がなかったため再発進もなく、アクセルの踏み込みは10%前後で安定しており、再加速時にもエンジン回転数は2000回転以下に抑えられていて7.5ccの燃料消費にとどまっています。 |
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(2) 80-130秒:前方の状況を見て速度変動を抑制
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※出典:財団法人省エネルギーセンター「エコドライブ比較実践レポート」